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瓦web-BLOG

2016年08月29日

「屋根材なんてどれを選んでも同じなんじゃないの?」瓦屋根が住宅にもたらすものとは。

こんにちは。
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

「屋根材なんてどれを選んでも同じなんじゃないの?」
「屋根材の素材のことなんてよくわからない。」

住宅を建てるときいろんなことを考えないといけないので、屋根材のことまで考えがまわらないこともありますよね。ですが、屋根材って住宅に重要な影響がある部分なんです。

住宅は生活していく空間ですよね。
生活していくには様々な自然現象に対応していかないといけません。

真夏の屋根温度は60〜70℃にもなります。

例えば、夏は暑い日差しが照りつけますよね。外気温が35℃のとき、直射日光にさらされた屋根の表面温度は60〜70℃にもなります。その熱は小屋裏を通じて室内にも伝わってしまい、屋根の真下にある最上階の部屋はエアコンが効かないほどの暑さになることがあります。
日差しからくる室内の温度上昇を抑える屋根材を選ぶか選ばないかによって、室内温度の上昇が変わってきます。温度上昇を抑えることで空調に使う電気代などのランニングコストを抑えることもできます。

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瓦は素材の自体に断熱性を持っていますので、小屋裏の温度上昇をおさえることができます。
また、瓦屋根の施工法は空気層を作る構造になっていますので風が通りやすく、湿気がこもらないため結露が発生しにくく、屋根自体を長持ちさせる役目もあります。

意外と耳につく雨音

また、ときには激しい雨が降りますよね。
板金素材の屋根材ですと激しい雨音が気になってしまい寝つけないということもありますが、瓦は吸音性があるため雨音が気になりません。

雨音はどのくらい音なのかという数値があります。
金属屋根材は平均85dB。
瓦屋根(F形瓦)は平均65dB。
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数字だけだと想像しにくいですよね。
実際の雨音の比較があります。


室外からの様子ですが、これが室内になると音に響きが出るので更に音は大きくなります。

まとめ

家づくりににはその家の外観や機能を考えますが、そもそも家は長く住むものですよね。
長く住んでいくには、様々な生活環境があります。その生活環境に対応できることを考えていって欲しいなと思います。

瓦屋根は気象現象から家を守ることができる屋根材だということを知っていただけたら嬉しいです。
posted by サンちゃん at 12:28| Comment(0) | 新着情報

2016年08月25日

伝統と進化が共存する瓦の技術力

三州瓦の愛知県陶器瓦工業組合広報担当のサンちゃんです。

三州瓦は、製法・形状・色彩の違いで驚くほど多様な製品体系を生み出してきました。
そのバリエーションの豊かさは伝統と進化の共存から生まれる独創のデザインです。

製法による分類
瓦は、成形した粘土を高温で焼き上げて製造します。焼成方法の違いで3つのジャンルに大別されます。

陶器瓦(釉薬瓦)
瓦の表面に釉薬をかけて焼成することで、美しい陶器質のカラーバリエーションを生み出します。

いぶし瓦
焼成の最終段階で瓦をいぶし、表面に炭素を主成分とする皮膜を作ります。古くからの伝統の焼成技法です。
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無釉薬瓦
釉薬を用いず、生地に粘土以外の物質をまぜる練り込み、自然な変化を追求した窯変瓦などがあります。この他、塩を使って表面を独特の赤褐色に焼き上げる「塩焼瓦」もありました。


形状による分類
瓦は形状の違いで以下のように分類されます。

本葺き瓦
瓦の伝統的な形で、受けの平瓦と上の丸瓦がセットとなる形状です。主に寺社建築で用いられます。
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J形瓦
本葺きの平瓦と丸瓦を1枚の瓦に結合したデザインで、様々なスタイルの建築物に広く使用されています。
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F形瓦
輸入のフレンチ瓦ルーツといわれ、平らなデザインが特徴です。現在はF形のFはフレンチではなく、フラットの意味で用いられます。
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S形瓦
F形と同様、輸入のスパニッシュ瓦から発展した形です。上丸瓦とした丸瓦の2ピースを一体化した特色あるデザインです。
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瓦の種類
瓦には屋根の平面に使われる地葺き用の「桟瓦(地瓦)」と棟や袖に使われる「役瓦」があります。
本葺き・J形などの伝統を受け継ぐ和瓦には、鬼瓦をはじめ意匠を凝らした多種類の役瓦があり、変化に富んだ美しい景観を屋根に与えます。

色の種類
瓦の色は釉薬の違い、釉薬の有無などによって様々なバリエーションがあります。
昔から銀色と形容される「いぶし瓦」、色彩のバリエーションに富んだ「釉薬瓦」、アースカラーを追求した「無釉薬瓦」のほか、設計士との連携によるオリジナルカラーの開発も行われています。


まとめ
ひとことで「瓦」といっても、多岐にわたるバリエーションがあるのがお分かりいただけましたでしょうか。
近年、住宅のデザインも多様化していますよね。瓦はどんな住宅デザインにも対応できる万能な屋根材なんです。
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みなさんの住まいづくりの参考にしていただけたら嬉しいです。
posted by サンちゃん at 13:03| Comment(0) | 新着情報

2016年08月22日

雨漏り対策は定期的な屋根点検から。

こんにちは。
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

瓦屋根の良さを知っていただきたいなという想いから、FacebookやTwitter、そしてこのブログを使って日々発信しています。
ですが、先日の8月8日の屋根の日にふと思ったんですよね...「屋根のことを気にするのは、一軒家にお住まいの方のはず。そのお住いの方々は自分のお家に使われている屋根材の種類を知っているのかな」と。

そんなことを思いついてTwitterでアンケートを実施しました。@sanshukawara

下澤美香《デジタル活用集客アドバイザー》__itan6053_さん___Twitter.png


1:屋根材の種類は知っている。メンテナンス方法は知らない。
2:屋根材の種類も、メンテナンス方法も知らない。
3:屋根材の種類もメンテナンス方法も知っている。
4:屋根に関しての知識があり定期点検もしている。

上記の4項目で回答をいただきました。

その結果、一番多かったのは「屋根材の種類も、メンテナンス方法も知らない」

この結果には意外でした。
というのも、屋根に関するメンテナンス方法はし知らなくても、お家に使われいる屋根材の種類は知っているだろうなって思っていたからなんです。

知っておいて欲しい!屋根の役目

屋根というのは、住宅自体を雨風から守る役目を持っています。
見た目が大きいのであまり気にかけてもらえない部位ですが、雨風や外気に一番晒されているのでダメージをうけていることがあります。そして、そのダメージは見た目からでは判断しにくかったり、目につかないことが多いんです。

その屋根のダメージを気づかずそのまま放置しておくと、やがて雨水が侵入し、家屋自体にダメージをもたらします。
これがいわゆる「雨漏り」の原因になります。

雨漏りに繋がる瓦屋根のダメージ状況は下記の5つが代表的に挙げられます。
1:棟部分の漆喰のハガレ
2:棟瓦のズレ・曲がり
3:瓦の割れ
4:葺いてある瓦のズレ
5:葺いてある瓦の曲がり
スライド1.jpg

ですが、これらの症状は屋根下からでは確認しにくく、また安全対策をしないまま屋根上に確認しに行くのも大変危険です。

瓦屋根の雨漏り対策は定期点検から

雨漏り対策にオススメなのは定期的に瓦屋根を点検することです。
理想的な周期は1年に1度。
毎年の恒例行事にしていただくことで、瓦屋根の不具合の早期発見につながります。早期発見は修繕費用を抑える事にもなりますから。
また、訪問系の屋根業者の営業対策にもなります。お抱えの屋根業者がいるからと、訪問営業を断る口実もできますしね。結果的に法外な修繕費用を出さずに済む事にもなります。

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代々引き継いだお家。
独立して新しく建てたお家。
お家に住み暮らす事情もそれぞれだと思います。
そのお家を長持ちさせるのは住まう方の認識からです。

瓦屋根のお家の方に関わらず、一軒家をお持ちの方に屋根の役目を知ってもらえたらなと思います。
また、点検業者のお探し際、お困りのことがありましたらコメントくださいませね。

posted by サンちゃん at 10:26| Comment(0) | 新着情報


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