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瓦web-BLOG

2016年12月08日

三州瓦の耐寒性能について

こんにちは。
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

屋根が氷点下の外気にさらされる地方が多い日本では、水分の凍結による屋根材の損壊とそれが原因となる雨漏り対策が設計上の重要ポイントです。 耐寒対策は凍結に強い屋根材選択、小屋裏換気システムの導入などがあります。
瓦屋根は耐寒性でも優れた品質を確保し寒冷地でも広く採用されています。

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凍結融解試験から分かる三州瓦の品質

寒冷地では寒暖により凍ったり(凍結)、解けたり(融解)することがあり、それによって劣化等が発生する場合があります。最近の試算によれば、函館市や札幌市内の外壁は1年間に凍ったり(凍結)、解けたり(融解)する回数が130回位発生する可能性があります。
今回、北海道旭川市の地方独立行政法人北海道立総合研究機構建築研究本部北方建築総合研究所に於いて実施した試験はその2倍以上の300回(サイクル)を実施しました。( JIS A 1435 )試験の結果、三州瓦の質量の変化(凍結融解を繰り返すことによって製品内部へ水分が染込んでいく量)がほとんど無いことが分かります。

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凍害テスト


寒冷地の屋根材は、凍結と融解による損壊に強い品質が必要です。
三州瓦は粘土瓦のJIS で定められた耐凍害試験(JIS A 5208 5.5:水中に24時間以上浸して吸水させた後、−20度で8時間以上凍結)を30回繰り返して実施。 また、建築用外壁材料の耐凍害試験である気中凍結気中融解300 サイクル試験(JIS A 1435 3.2 :−20度で凍結させ、30度の温水で散水融解)を実施した結果、ひび割れ、剥離は認められず、確かな耐寒性能が実証されました。
また、三州瓦は寒冷地で厳しい自然環境のもと耐久実験を繰り返し、安全を確認しています。

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厳しい北海道の自然環境の中でも安心の三州瓦

積雪寒冷地では、長期間の積雪の重みや寒さが屋根を容赦なく襲います。

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こうした厳しい自然環境の中で、三州瓦は北海道旭川市の地方独立行政法人北海道立総合研究機構建築研究本部北方建築総合研究所において、2009年秋から屋外暴露試験を開始し、一冬経過後も特に顕著な劣化は認められませんでした。試験は現在も継続しており、今後も寒冷地での耐久性を検証していきます。

このように三州瓦は品質の向上に向けて、実験検証を繰り返しています。
posted by サンちゃん at 09:45| Comment(0) | 新着情報

2016年12月05日

冬の瓦屋根はなぜ暖かいのか?

こんにちは。
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

寒い冬、瓦屋根は断熱性が高いため室内の熱を逃がしにくく、暖かな住まい環境づくりのお手伝いをしています。
住む人に優しい、室内での良好な熱環境づくりはこれからの住宅の必須条件です。他の屋根材と比べて三州瓦が持つ性質が住宅にどんな影響を与えるかを解説していきますね。

野地板表面温度比較

冬季の熱環境比較テストは、小屋裏から屋根材を通ってどのくらいの熱損失が発生するか測定しています。
その結果、冬季に屋根材の表面温度がもっとも高かったのは、化粧スレートというデータが得られました。 これは室内側の熱がもっとも外部に逃げているのが化粧スレートであることを示していると考えられます。 その逆に、瓦屋根は熱を外に逃がしにくく、「瓦は冬も暖かい」という経験知が裏付けられたことになります。

瓦の屋根の快適性/瓦の性能(三州瓦)/安心な屋根材/瓦Web・愛知県陶器瓦工業組合.png


さらには野地板表面温度が低いと、冬季に心配される野地板表面の結露が発生しやすくなります。化粧スレートは三州瓦に比べて結露しやすい状態になりやすいといえます。

野地板腐朽と雨漏り、耐震性の関係

野地板表面に発生した結露はやがて野地板の腐朽につながります。
野地板の腐朽は雨漏りの大きな原因となり、年月を経るにしたがってその腐朽状態はひどくなっていきます。もし、野地板が結露の浸食により腐ってしまうと耐震性への影響も出てきます。

地震の水平力に対して1〜2階の床は耐力壁で囲まれた部分全体で対抗します。これを「水平剛性」といいますが、野地板もこの水平剛性を確保する重要な部分なのです。野地板が腐ってしまうと水平剛性が弱くなり、高耐久な住まいを維持することができなくなってしまいます。
三州瓦は大事な野地板が蒸れにくいため、腐朽を極力防ぐことで耐久性にも貢献している屋根材なんです。

三州瓦は熱流量が少ない

外気の熱流量が少ないほど室内の温度変化も少なくなります。
三州瓦は素材自体の熱変化が緩やかなので、外気温による熱変化が起きにくい素材です。なので、外気温に左右されず、また室内の温度を逃がしにくいため、適温状態を保ちやすいのです。

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結果、冬でも暖かい住環境でいられるということです。
三州瓦は住環境に優しい屋根材、すなわち人に優しい屋根材なんです。
お分かりいただけましたでしょうか?



posted by サンちゃん at 10:00| Comment(0) | 新着情報

2016年11月28日

瓦の屋根の家はなぜ長持ちするのか?

こんにちは。
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

いよいよ本格的に冬が始まりますね。
家は冬の寒さから守ってくれるものですが、外気温と室内の湿度差から生じる「結露」は案外厄介なものです。この結露はそのままにしておくと、住宅自体の耐久性を損なう原因になってしまいます。
今回は瓦の家と結露のお話です。


結露が及ぼす住宅への影響

そもそも結露とは、温度差の高いところで空気中の水分が液体化して水滴となる現象です。冷たいグラスの表面に水滴が付着しているのと同じです。
結露は屋根材と切っても切れない関係にあります。

住宅に屋根材をのせるさい、野地板という部分を作ります。この野地板は住宅の要ともなる部分で、この野地板が腐朽すると風などの振動で止め釘が抜けて屋根材が飛んでしまったり、雨漏りがして構造材も腐ってしまい住宅の骨組みが歪んで壁や屋根に亀裂が生じ、そこからさらに雨が侵入し、住宅全体の耐久性を落としてしまいます。

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この野地板の腐朽の多くの場合、野地裏結露が引き起こすといわれています。野地裏結露はどのようにして起こるのでしょうか。

高断熱、高気密だと湿気の逃げ場所が無くなる

高断熱・高気密化が進んだ住宅は、空気の逃げ道を失います。室内で温められた空気は水蒸気を含んだ状態で家の中を上昇し、小屋裏へと集まります。このとき空気が上手く外に排出されればよいのですが、小屋裏換気ができない状態にあると暖かい空気が小屋裏に溜まり、冷たい外気の影響を受け野地裏で結露するのです。

瓦屋根の構造は結露しにくい。その理由とは。

瓦屋根の施工法の特徴は、屋根下地と瓦の間に空気層があることです。

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この空気層により空気が循環され、湿気がこもらないので結露も起きにくい、すなわち野地板が腐朽しにくい屋根構造となっているのです。

他の屋根材の野地板構造

他の屋根材の場合、屋根下地と屋根材がくっついているので空気の逃げ道がない状態です。

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逃げ道を失った温かい空気はやがて夜間の温度差で冷却され、液体化し結露となってそのまま野地板に住み着いた状態になります。結露はそのまま野地板に侵入し、やがて腐朽していきます。

結露は住宅にとって大敵だということがお分かりいただけましたでしょうか。

瓦屋根は素材の断熱性だけでなく、施工法による断熱効果も高い素材です。

瓦が他の屋根材と大きく違う点は、その工法により屋根下地と瓦の間に空気層があることで熱が屋根下地に伝わりにくい構造になっています。この空気層の役目は断熱性を高め住みやすくするということもありますが、空気を循環させることによって結露を防ぎ、住宅全体の耐久性をも高める役目を持っています。

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長く住み暮らす家ですので、家を長持ちさせるコツも知っていただきたいなと思います。そのためには屋根材選びはとても重要です。
皆さんの住まいづくりの参考にしてくださいね。

posted by サンちゃん at 13:07| Comment(0) | 新着情報

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