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瓦web-BLOG

2017年04月21日

古い(1998年以前)建築基準法と、新しく制定された建築基準法の違い

こんにちは。
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

地震・瓦で検索すると「落ちる」というキーワードが表示されます。
瓦屋根は落ちてくるから危ない。
そういった書き込みが目につきました。

このあたりの表現は報道などで現場の様子を伝える引き合いに出され、その言葉が印象に残っているからなんだと思います。

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建築基準法の改定により生まれたガイドライン工法

1995年(平成8年)阪神淡路大震災で多くの被害が出たことも影響して「建築基準法」の見直しが行われ、1998年(平成10年)新しい基準が出来ました。
2000年(平成12年)には、同施行令(法律実施に当たっての細かい規定)及び国交省(旧建設省)の告示が出されました。
同じ2000年には、関連する法律として、「住宅品質確保促進等に関する法」(いわゆる品確法。住宅性能表示や10年間の建築製造責任制度)が制定され、建築主である一般消費者が、安全で堅固な家を建てられるような基準ができたのです。

「ガイドライン工法」とは、国が定めた新しい建築基準法の求める水準をどのようにしたらクリアできるかを、独立法人・建築研究所や瓦メーカーの全国団体(全国陶器瓦工業組合連合会、全国厚形スレート組合連合会)、瓦工事業者の全国団体(一般社団法人全日本瓦工事業連盟)が、様々な科学的実験を繰り返し、自主的に決めた基準です。したがって、「国の基準」でありませんが、国の基準に準ずる工事基準といえましょう。

古い(1998年以前)建築基準法と、新しく制定された建築基準法の違い

ここで、古い(1998年以前)建築基準法と、新しく制定された建築基準法の違いについて述べておきましょう。建築基準法の目的は、いうまでもなく、建築の安全性をしっかり確保することです。
但し、この「安全性」に関して、古い法律と新しい法律では、「考え方」が違っています。古い法律の屋根に関する項目では、「安全を確保するためには、こういう材料を使って、このように施工しなさい」ということが細かく決められていました。このような基準を「仕様規定」と呼びます。
具体的にいうと、次のように決められていました。

「屋根瓦は、軒及びケラバから2枚通りまでを1枚ごとに、その他の部分のうち、棟にあっては1枚おきごとに、銅線、鉄線、くぎ等で下地に緊結し、又はこれと同等以上の効力を有する方法で、はがれ落ちないようにふくこと。」
このような方法で屋根をふけば、建築基準法はクリアしたことになります。
2000年以前の屋根工事はこの基準に基づいてなされていました。

しかし、これだと、台風や地震にどれだけ強いかがよく分かりません。

新しい基準はこうした工事のやり方、方法を細かく定めた「仕様規定」ではなく、「性能規定」による基準が設けられています。「性能規定」とは、材料や工法は問わないから、大きな台風や地震が来ても大丈夫な屋根の工事をしなさい、というわけです。

一見自由に見えますが、屋根業界にとっては新しい建築基準の方がずっと厳しいのです。
科学的なデータに基づいて、この屋根は風速何十メートルに耐えられるか、震度いくつに耐えられるかの「性能」を持つ工事をしなければならないからです。
もちろん、工事のやり方が細かく決められているわけではありませんから、その方法(モデル、ガイドライン)を示さなければなりません。


「ガイドライン工法」は、台風の時の風圧や地震に対して、瓦がはがれて飛んだり落ちたりしないように、屋根業界が一体となって自主的に細かい基準を定めた「屋根の新しい性能を満足させるための工法」とご理解下さい。

現在は「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」(ガイドライン工法)が確立され、台風や地震の時でも安心してお過ごしいただけるようになりました。

posted by サンちゃん at 16:53| Comment(0) | 新着情報

2017年04月17日

環境にも優しい三州瓦

こんにちは。
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

今回は瓦は環境にも優しいよというお話です。

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環境にも優しい三州瓦

「三州瓦は焼きもののためCO2の排出量は、多いのではないだろうか?」という認識がありましたが、 業界としてCO2排出量を把握し、排出量の削減に取り組むため、愛知県陶器瓦工業組合で、 三州瓦の製造販売に伴うCO2の排出量を調査した結果、他の屋根材と比較してもCO2排出量が少ないという結果を得ました。

LC(ライフサイクル)CO2の検証1
焼き物である瓦は製造過程で多くCO2を排出しますが、主原料が天然の粘土であるため原料調達段階での排出は少なく、また業界内での規格外品のリサイクルによる原料粘土代替効果もあり、住宅1棟(30坪)あたり1サイクル(30年)でのCO2排出量は1431Kg-CO2と計算されました。

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LC(ライフサイクル)CO2の検証2
屋根材としての瓦の耐久性は長い歴史により証明されており、国の定めるCASBEE(建築環境総合性能評価システム)でも瓦の耐用年数は60年とされています。
しっかりした構造躯体と適切なメンテナンスを行えば瓦屋根は100年でも十分持つ材料であり、長く使えば使うほど環境負荷低減(CO2削減)に貢献する屋根材です。

LC(ライフサイクル)CO2の検証3
木のCO2吸収量は環境省が京都議定書を基に算出している数字として「杉の木換算係数14Kg/本」が決まっています。この係数を使い三州瓦と化粧スレートの比較を分かりやすく計算してみると
(化粧スレートのLCCO2 1,463 ー 三州瓦のLCCO2 1,431)÷ 杉の木換算係数14 = 2.28本分/30年
となります。
あまり差が無いように思いがちですが、100年サイクル計算してみますと246本 / 100年のCO2削減できることになります。

施-JI-013.jpg

三州瓦は長く使えば使うほど環境負荷の低減に貢献できるECOな屋根材といえるでしょう。

posted by サンちゃん at 10:56| Comment(0) | 新着情報

2017年04月13日

瓦と桜の景色はとても相性がいいものです。

こんにちは。
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

今年の春の訪れはちょっと遅かったですね。
愛知県陶器瓦工業組合の敷地内には桜の木が5本ほど植えられています。

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その桜たちがやっと咲きました。
4月10日時点で8分咲きぐらいです。

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桜と瓦はとても相性がいいですよね。
組合事務所にある模擬屋根に使われているいぶし瓦が桜の色を一層引き立たせてくれます。

瓦屋根というのは、景観を引き立たせる役目もあります。
もともと瓦は粘度土でできた自然素材ですので、自然の色とのマッチングがよく、さらにはそれらを引き立たせるので、景観をより一層楽しめます。
春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色。
四季折々の風景に瓦屋根があることで、自然とともに暮らしているということが実感できます。

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日本ならではの風景に欠かせない瓦。
桜の開花を見ながら、改めて大切にしていきたいと思います。
posted by サンちゃん at 10:15| Comment(0) | 新着情報

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