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瓦web-BLOG

2017年12月28日

ガイドライン工法は屋根リフォームにも関係あるのか?

こんにちは。
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

2017年のブログはこれで最後になります。
一戸建て住宅をお持ちの方には、住宅の要である「屋根」の役割や、そのメンテナンスの必要性をもっと知ってほしいなと考えています。家は手入れをしていくものです。そして、手入れをすればするほど、長持ちしますし、手を入れることで愛着も増します。
暮らしに密接している家を大切にするためにこのブログが参考になったらと願っています。

さて、今回は屋根リフォームに関することです。

愛知県陶器瓦工業組合(三州瓦)では、瓦屋根の施工に最新の実験データに基づいた「ガイドライン工法」を推奨しています。

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瓦屋根の技術は、長い歴史を持つすぐれた先人たちの知恵の結晶ですが、これらの工法に加え、力学に基礎をおいた科学技術的に根拠のある工法を採用しようというのがガイドライン工法の出発点です。

建築基準法では、瓦屋根の場合はこういう材料を使いなさいという「仕様規定」が定められていますが、ガイドライン工法は、「耐風及び耐震」について“飛ばさない、落とさない”ことを大原則に、一定基準以上の「性能」を満足させる設計、施工指針を決めています。
「耐風」については、日本全国の地域ごとの平均風速を、基に、その風速に耐えられる工事の方法を詳細に決めています。
また、「耐震」については、1G(980ガル)に耐えられる性能を持つことが決められています。ちなみに、400ガル以上の水平の揺れは、およそ震度7に相当します。阪神大震災の時、神戸海洋気象台で記録した南北方向の最大加速度は818ガルでした。

地震や台風に強いガイドライン工法は、新築工事だけではなく、リフォーム(葺き替え)でも適用されます。

屋根リフォームする時期は建築後何年が目安?
通常粘土瓦の場合、正しく施工してあれば30年はゆうに持ちます。

しかし、瓦が破損している、瓦のズレがある(地震だけではなく交通量の多い道路脇などの振動により)、雑草やコケが生えたままになっているなどの場合は、想像以上に傷んでいるケースがあります。瓦そのものは美しく見える場合でも、こうしたケースでは、屋根を支える構造材に被害が及んでいることも考えられます。こうした場合はまず、工務店か屋根工事店(一般社団法人全日本瓦工事業連盟)に屋根診断を受け、その結果を見てご判断ください。

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屋根をリフォームするなら外壁もといわれた。
「瓦屋根をリフォームするなら外壁もどうかと業者にいわれた。本当にそうかどうか知りたい。」

業者に提案されたとき、本当にその工事が必要なのかどうか、判断に迷いますよね。
この場合、二つのケースが考えられます。
一つは、屋根ほどではないにせよ、外壁もまた風雨に直接さらされているので、業者の診断通りにリフォームしたほうがいい場合、もう一つは、悪質業者がよく使う手として、国民生活センターが指摘している「次々販売」と呼ばれるものです。国民生活センターに寄せられるリフォームに関する苦情の第一位は屋根に関するもので、第二位が外壁です。

前者の場合は、問題は殆どありませんが(それでも、きちんとした資格のある技能士に見てもらうことが大切です)、後者の場合は、次にトイレ、さらにその次にキッチン、最後は床下の換気が悪いなど、何かと理由をつけて工事を強要するケースがあります。

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住宅瑕疵担保責任保険協会の「登録事業者等の検索サイト」では、住宅専門の保険会社(住宅瑕疵担保責任保険法人)の審査を受けたリフォーム業者を検索することができます。契約する前に、その業者が信頼できる業者かどうか調べ、そうでない場合はすぐに断って下さい。
仮に契約して工事が始まっていた場合でも、クーリングオフ制度は利用できますので、できるだけ早く解約手続きを行って下さい。業者が理由をつけて応じない場合は、国民生活センターの消費者ホットライン(電話:188)やお近くの消費者相談センターにご相談下さい。

posted by サンちゃん at 10:00| Comment(0) | 新着情報

2017年12月25日

瓦屋根診断技士とは、どんな資格?

こんにちは。
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

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瓦屋根診断技士とは
屋根工事は極めて高い施工技術・技能を必要とする仕事ですので、国ではすぐれた技能の持ち主に国家資格を与えています。

[1]厚生労働省・国家資格:かわらぶき技能士(一定の実務経験年数の上に、学科と実技の国家試験に合格した者)
[2]国土交通大臣認定資格:瓦屋根工事技士

「瓦屋根診断技士」は、内閣府所管の一般社団法人全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が、上記の両資格を合わせ持つ、高い技術、技能を持つ工事技術者に与える資格ですから、わが国では、最も信頼できる屋根のプロフェッショナルな資格といえます。

「瓦屋根診断技士」とは、なかなか聞き慣れない言葉だと思いますが、屋根工事のリフォームを依頼するときにはこの資格の有無を確認するといいかと思います。なお、有資格者がどこにいるかは、一般社団法人全日本瓦工事業連盟の公式サイトで探すことができます。

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また診断費用は、地域や診断士のいる工事店によっていろいろですので、直接お尋ねください。

屋根工事の悪質業者を見分ける方法を教えてください。
リフォーム業者の中には悪質なやり口の業者もいます。
悪質業者の手口は基本的に同じで、施主を安心させるために、最初は親切ふうに装い、契約を急がせ、いいかげんな工事をして、高額の請求をするものです。無料の屋根診断や耐震診断、近くで工事している、県の指定業者、テレビCMでおなじみ、といった手口で近づき、考えるヒマも与えずにその場で契約をさせてしまうというやり方です。

無料点検や診断では、点検は無料だからと思って見てもらうと、後日頼んでもいない「点検報告書」と請求書を送りつけられるケースもあります。「点検は無料だが報告書は有料で、その了解は得ている。」というデタラメだが、これを完全に排除(訴えて支払い拒否)するのは難しいというのが実情です。

屋根工事の場合は、「瓦がズレている」、「瓦が割れている」、「棟の漆喰が剥がれている」、「地震がきたら瓦が落ちます」などといって不安をあおる手口が殆どですので注意しましょう。「そんなに高い工事はできない」と断ると、「ローンを組めば、1日1杯のコーヒー代だけで大丈夫」などといって、手を代え品を代えて強引に契約を強要してきます。

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また、クーリングオフを利用して断ると、「普通の商品と違って工事の契約は、クーリングオフがきかない。」など、平気でウソを言って応じようとしません。信頼できる工事業者は、こうした訪問販売方法をあまりとりませんし、相手を信頼させようと、あれこれ手口を使うようなことも契約を急ぐこともありません。

信頼できる業者を選ぶポイント

地元で長く営業していて、近所で聞くと名前をよく知っている。
近所で工事をして実績があり、その施主の評判がいい。
国家資格を持つ技能士などがいる。
地域のことをよく知っており、施工事例が多い。

いずれにしても、地域の信頼を得ている古くからの工事業者ならまず安心です。


posted by サンちゃん at 10:00| Comment(0) | 新着情報

2017年12月21日

瓦屋根は耐震基準を守っていれば安心です。

こんにちは。
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

住宅を建てるとき、いろいろな注意点がありますが、とくに気にかけてほしいのは住宅の耐震性です。
ですが、この耐震性ということに対し、間違った知識でいる方も少なくありません。
今回は瓦屋根の耐震性の豆知識をお届けしますね。

地震などのことを考えると、屋根は軽ければ軽いほどいいのではないかと思います。
地震によって家屋が倒壊する理由が、重い屋根のせい、と考えると、このように極端な方向へ行ってしまいますが、耐震とはそれほど単純なものではありません。その家の耐震性があるかどうかのチェックポイントはいくつかありますが、その代表例を挙げてみましょう。

・地盤(埋め立て地や谷を造成した土地は、揺れが大きく、硬い地盤の上の家に比べて、被害を受けやすくなります。)
・基礎・土台(基礎は最も力を受ける場所です。基礎と土台、柱がアンカーボルトでしっかり固定されているかどうかをチェックしましょう。また、土台や柱が、白アリや雨水等によって、弱くなっていないかを見ます)
・耐力壁(筋かいの入った壁、構造用合板の壁など、耐力壁が家全体にバランス良く配置されているかどうかが非常に大切です。耐力壁は、タテ、ヨコの揺れに、大きな力を発揮します)
・建物の形(大きな開口部のある家や凹凸の多い家は、地震に弱いという特徴をもっています)
以上のチェックの上にはじめて屋根の重さの問題が出て来ます。

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屋根を軽くしようと、瓦を単に軽くすると、耐久性・断熱性・防音性・といったに屋根とって大切な性能が著しく低下してしまいます。当組合のメーカーでは、従来の性能を保持した瓦の軽量化にも取り組んでいます。

木造3階建ては、地震に強くないということなので、瓦屋根にしたいのですが大丈夫でしょうか。
柱や梁の太さ、耐震壁の数と配置、床材の耐震固定など、建物の躯体にしっかりした耐震施工をしていれば、3階木造の場合でも、瓦屋根には何の心配もいりません。瓦屋根は地震に弱いという非科学的な風評にばかり気を取られず、しっかりした3階建てを建てて下さい。

木造3階建てを建築する場合、屋根の重量を問題にされる方が多いようですが、耐震を考えると、躯体そのものの強度に留意することが必要です。地震や台風の時には、2階建てよりも建物が横にねじれることが多く、3階より1階に強い力が加わります。建物は壊れなくても、横にねじれた状態が元にもどらず、窓やドアが開けにくくなって、使用不能になったケースも報告されています。

こうした被害を防ぐ第1は、耐力壁です。木造3階建ての場合、耐力壁は1階の方が多く、3階部分は少なくてすみます。また、2階建てではあまり問題とならない床材と梁の固定法も重要なポイントです。ご相談のケースは、注文住宅のようですので、こうした心配はあまりなさそうです。

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化粧スレートから瓦に葺き替えても地震には大丈夫か。
瓦屋根は、メンテナンスフリーで30年以上持つといわれるほど耐久性にすぐれた屋根材です。化粧スレートや金属屋根につきものの退色がなく、断熱性もはるかに上回り、今後のランニングコスト低減が図れます。

ご心配されているのは、瓦の重量のことだと思われますが、その前に耐震診断が必要です。その上で瓦屋根が可能か否かを専門家に判断していただくことになります。耐震診断については、一般社団法人日本建築防災協会の公式サイト[■HP]に、耐震対策について自治体や建築技術者への相談窓口や、都道府県の耐震改修促進計画・支援制度など詳しく掲載されています。または、住宅を建てられた工務店に建築図面があれば、工務店にご相談されるのもいいでしょう。

また、瓦屋根の場合、地震の時に心配するのは、瓦のズレや脱落、棟瓦の損壊等ですが、台風や強風時にも飛ばない瓦屋根、阪神大震災クラスの大きな揺れにも決して落ちることのない強い瓦屋根という厳しい基準「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」(ガイドライン工法)が確立されています。「災害に強い家づくり」を行うもので、台風や地震の時でも安心してお過ごしいただけます。


posted by サンちゃん at 10:00| Comment(0) | 新着情報

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