三州瓦−瓦Web−

三州瓦の愛知県陶器瓦工業組合公式サイト。三州瓦の歴史、三州瓦の性能・製品情報・CADデータ、かわら相談など。

新着情報 資料請求 組合概要 リンク集 サイトマップ
TOP




リサイクル製品 組合員紹介

瓦web-BLOG

2016年11月18日

瓦が使われている愛知県の有形文化財を巡ってきました!〜旧鈴木家住宅・善立寺〜

こんにちは、サンちゃんのママです。


先日、三州瓦伝統技術保存会(会員、瓦メーカー、屋根工事業)の研修会に参加し、豊田市足助町の「旧鈴木家住宅」、岡崎市の「善立寺」に行ってきました。


足助町は、江戸時代から明治にかけて、三河と信州を結ぶ伊那街道の中継地点として栄え、現在も古い商家や町屋が数多く残り、2011年に国の重要伝統的建造物保存地区になっております。


【重要伝統的建造物保存地区】とは

昭和50年の文化財保護法の改正によって伝統的建造物群保存地区の制度が発足し,城下町,宿場町,門前町など全国各地に残る歴史的な集落・町並みの保存が図られるようになりました。市町村は,伝統的建造物群保存地区を決定し,地区内の保存事業を計画的に進めるため,保存条例に基づき保存計画を定めます。
平成27年7月8日現在,重要伝統的建造物群保存地区は,90市町村で110地区(合計面積約3,787.9ha)あり,約26,400件の伝統的建造物及び環境物件が特定され保護されています。
文化庁ホームページより

15060261_725216060963668_700324510_o.jpg

駐車場から目的地までは、伝統的建造物保存地区の中心を歩いて移動しました。旅館、商工会、酒屋、書店、写真館など建物の外観は当時の趣きを残しながら、営業されていました。


15060337_725216140963660_397171826_o.jpg

15045373_725216137630327_441622948_o.jpg

歩きながらも参加者の皆さんの視線は屋根に向かい、自然に瓦の話しになっていました。


国の有形重要文化財となっている「旧鈴木家住宅」


最初の見学先である「旧鈴木家住宅」は約4,000u(1,230坪)の敷地内に母屋をはじめ、16棟の建物が立ち並び、2013年に国の重要文化財に指定、2014年度から保存改修工事が始まっております。

15102070_725216230963651_353749927_o.jpg

15064193_725216237630317_1109092153_o.jpg

今回特別に第2期工事中である建物の中を拝見させて頂きました。

15102394_725216430963631_1006526426_o.jpg

15126158_725216427630298_848600517_o.jpg

15126107_725216434296964_1308561857_o.jpg

鈴木家は江戸時代後期に隆盛を極めた豪商で、当初は紙を扱う商家でその後、醸造業、金融業、新田開発なども手掛け、敷地を拡大して増築を重ねて、現在の屋敷構えとなったそうです。


担当者から、屋号の入った鬼瓦を私たちのために見せていただき、母屋の内部へ案内していただきました。玄関、通路、仏間、座敷といった感じで順にご説明をいただきました。

15045323_725216444296963_1870242393_o.jpg

15064171_725216527630288_33894092_o.jpg

鈴木家の建物は母屋と座敷に加え、米蔵やみそ蔵、美術品を保管した上蔵のほか茶室や修行僧を宿泊させる施設など多岐にわたっており、人の往来もかなりの数であったと想像できます。

15060399_725216530963621_614978312_o.jpg


担当者の話しでは使われていた部材の多くが再利用されるとの事で、解体、改修、組立てと工事は2022年度まで続くそうです。


今回、鈴木家を見学させていただき、当時の豪商の暮らしぶりを感じ取る事ができました。

また、近くの香嵐渓は全国でも有数の紅葉スポットです。先日行った時はまだもみじの葉っぱ緑でしたが、茜色に染まる11月は、多くの観光客が訪れ、足助の町も賑わいます。


有形文化財がある徳川家ゆかりの寺「善立寺」


足助の帰りに岡崎市の「善立寺」によってきました。

「善立寺」は、日蓮宗身延山久遠寺の末寺として現在でも三河地方の中心的存在で松平家が建立したと伝えられています。徳川家康が毎年夏に川狩をした際には寺で食事をしたと伝えられており、松平家および徳川家にゆかりのあるお寺です。


本堂、七面堂、玄関、山門は国の有形文化財に登録されています。

15053262_725216584296949_644092582_o.jpg

15052204_725216580963616_1913348761_o.jpg

15126156_725216577630283_242589262_o.jpg


御住職と文化財登録担当者から歴史から本堂の天井装飾、建築様式など話しをいろいろ聞かせていただきました。屋根瓦は三河で作られたものです。「鬼瓦のヘラ書き」(弘化4年と三河高浜の瓦師仁左衛門)という記録もあるそうです。


今回の研修では文化財の建物をいろいろ拝見させていただきました。特に足助の古い町並みを見て、瓦屋根の良さを改めて感じ取る貴重な機会となりました。


日本各地には建造物の有形文化財があり、その屋根には瓦が使われていることが多々あります。
文化財見学の際には建物全体、屋根の方にも気に留めていただければと思います。


posted by サンちゃん at 10:15| Comment(2) | 新着情報
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


愛知県陶器瓦工業組合公式サイト。三州瓦の歴史、三州瓦の性能・製品情報・CADデータ、かわら相談など。


人にやさしい三州瓦
愛知県陶器瓦工業組合    〒444-1323  愛知県高浜市田戸町1-1-1  TEL 0566-52-1200 (代)  FAX 0566-52-1203