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瓦web-BLOG

2017年01月06日

今も昔も瓦の素材としての重さは変わりませんが、瓦屋根としての屋根重量は軽くなっています。

あけましておめでとうございます!
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

2017年最初のブログを更新します。
今年も瓦に関するウンチクを書き綴っていきますので、おつきあいのほどをどうぞよろしくお願い致します!

今回は瓦の素材としての重量のお話です。
敢えて「素材としての重さ」としているのには理由があります。

屋根材としての瓦。
住宅部所としての瓦屋根。
同じように思うかもしれませんが、じつは素材としての役割と、家全体への役割とは微妙に違ってきます。瓦は素材個体では屋根になれません。屋根にするには工法というのがあり、その工法に則って作り上げて始めて家の屋根となり、暮らしを守る重要な役割を果たすことができます。
なので、一概に瓦屋根と知ってもなかなか奥深いものなんです。

施-JJ-008.jpg

というわけで、今回の本題です。

【現代の瓦と昔の瓦の重さは変わっているの?】

瓦のサイズ、瓦の素材は今も昔も変わりません。なので、瓦の重量も変わっていないんです。(J形(和瓦)の場合)

メイン-J.jpg

瓦は自然素材の粘土を焼きあげて作ります。そして瓦の性能を最大限発揮させるためにある程度の強度が必要となるのですが、そのために必要なのが厚みのため、瓦自体を極端に薄くすることはできません。

【瓦屋根としての屋根重量は軽くなっている。】

但し、瓦屋根としての住宅の躯体にかかる重量は軽くなっています。
それは瓦と屋根をつなぐ素材が土から釘に変わったためです。瓦屋根の工法が変わったということです。

以前の瓦屋根の施工方法は「土葺き工法」と言って、屋根下地に葺き土を置き、その土で瓦を接着させていました。
tsuchi1.2.jpg


今は土の代わりに木材を使い、瓦の裏側のツメを引掛けて釘で留め付けます。土よりかなり軽い木材と釘を使うため、屋根全体が軽くなります。
20140117143040.jpg


この施工方法は『引掛け桟瓦葺き工法』と呼ばれるもので、この工法により、屋根全体の重さは土葺き工法に比べて約半分くらいになっています。

【まとめ】

瓦と瓦屋根の違いがお分かりいただけましたでしょうか?
瓦としての素材は今も昔も変わりませんが、瓦屋根として屋根になるやり方が変わっています。現在の瓦屋根が軽いといわれるのは素材が軽くなったのではなく、瓦屋根に使われる材料が変わったということです。

posted by サンちゃん at 10:00| Comment(1) | 新着情報

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