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2016年12月29日

三州瓦はこうやって作られます。|三州瓦の製造工程〜原料編〜

こんにちは。
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

「そもそも瓦の材質って何から作られているの?」
そんな質問をいただきました。

その際に粘土土から作られていますとお答えしましたけど...イマイチ粘土から瓦になる想像がつかないようでしたので、改めてここに書き記しておきますね。

三州瓦の製造工程

三州瓦の製造工程は大きく分けて以下の通りとなります。
1:粘土採掘
2:粘土配合・土練
3:成型
4:乾燥
5:施釉
6:焼成
7:選別
8:梱包・出荷

1:粘土採掘
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粘土採掘業者によって、安城、豊田、瀬戸や矢作川河口より良質な粘土を採掘します。粘土層は地層の中にあるため、土を堀り返す作業が必要となります。
粘土は地層によって色味や粘り気が違ってきます。

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大自然から作られた土。瓦は自然界の恵みから作られた自然素材を使っています。化学物質は入っていません。
土の性質も様々です。その中から粘りがある土、粘土層を見つけ、それを掘り起こし、今度は精製作業に入ります。

2:粘土配合・土練
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採掘した粘土はシャモット(リサイクルされた瓦)をブレンドし配合粘土となります。瓦の原料粘土にするためには石や木片などの異物を取り除き、混練器で混ぜ合せ、クラッシャーですり潰すという作業を何度か繰り返します。

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粘土をつくるには土を混ぜ合せ水分量を調整し、粘土の硬さを微調整します。粘土を瓦用にブレンドして寝かせて、瓦生産工場へと運ばれます。
粘土を採掘して、配合し、瓦製造に入るまでの期間は約2〜3ヶ月かかります。

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生産工場に運ばれた粘土は、ベルトコンベアーで運ばれ三州瓦へと変わっていく工程に入っていきます。

IMG_0893-600x450.jpg

コンベアーを経由して運ばれていき、その後「真空土練(どれん)機」と呼ばれる機械に運ばれます。「土連(どれん)」というのは原土を粘土に変える作業です。原土に水を加え練っていきます。練り上げられたものが瓦用粘土となります。

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機械がなかった昔はこの工程を手作業でしていました。うどんを捏ねるのと同じ要領で繰り返し足を使って捏ねたそうです。この捏ねる作業により、粘土内の空気が抜け、粘りが出た「粘土」となります。
焼き上がりは硬い瓦でも、原料の時点では粘りがあるもの。験担ぎにも使えそうですね。

まとめ

瓦は一気に出来上がるものではなく、出来上がるまでの手間隙がかかっています。原料、製造・出荷、瓦屋根施工と、瓦屋根になるまでにはそれぞれに関わる業者も変わってきます。
瓦は、いろいろな人たちの手から手へ運ばれ、さまざまな工程を経てやっと屋根としての役目を得ることができます。
そこまでの製造工程を一気にご紹介したかったのですが、原料編が意外と長くなってしまったので、製造編はまたの機会に書くことにしますね。

自然界の恵みがあるからこそ、瓦ができている。
そのことに感謝の念を忘れずにいたいと思います。

posted by サンちゃん at 10:00| Comment(3) | 新着情報
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