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2017年01月12日

三州瓦はこうやって作られます。|三州瓦の製造工程〜製造編〜

こんにちは。
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

三州瓦の製造工程のお話が途中になったままになっていましたね。
三州瓦はこうやって作られます。|三州瓦の製造工程〜原料編〜からの続きで、今回は生産工場での光景を書いていきますね。

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3:成型

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練り上げられた粘土は板状にされ、瓦一枚分の寸法にカットしてプレス工程に流れていきます。流れてきた瓦はプレス機によって瓦の形に成形されていきます。
プレス成形された瓦は「タメシ」と呼ばれる作業で瓦の前側の部分を少し押して軽くアーチをつけておきます。粘土は乾燥時に少し反ってしまうので、焼き上げで戻る部分を計算して少しアーチをつけておく必要があります。この「タメシ」作業は経験と勘がものをいう、職人技ともいえます。

4:乾燥

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瓦は焼くときに水分が多いと割れてしまうため焼く前に乾燥させます。1〜2日間かけて、水分量を約20%から2〜3%になるまで減らします。
乾燥させた状態の瓦形状になった粘土を「白地(しらじ)」と呼びます。
白地は手に持っても曲がらない程硬くなっていますが、衝撃が加わるとまだ簡単に割れてしまいます。なので、取扱には慎重さが必要となります。

5:施釉(せゆう)

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乾燥させた瓦に色を付けるため一枚一枚、釉薬(ゆうやく)を付けます。
一見茶色い水のようですが、この釉薬を掛けることで瓦に色がつき、艶が出ます。この釉薬の配合によって、黒色や銀色、茶色、緑色など様々なカラーバリエーションが生まれます。
釉薬が塗られた白地は自然乾燥をさせた後、焼成工程に入ります。

6:焼成
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釉薬の付いた瓦は、焼成台車(しょうせいだいしゃ)と呼ばれる専用の台車に載せられ、1100〜1150度の高温でじっくりと焼き上げます。この焼き上げにかかる時間は約1日半。超高温状態で長時間かけて焼き締めるので寒冷地でも安心して使用されています。

7:選別

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焼き上がった瓦は全て出荷される訳ではありません。焼成後の瓦は割れやビビがないか念入りにチェックします。
まずは人の手による確認作業です。

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一枚一枚、目視で不具合がないかを確認して、木槌で叩き打音検査を行います。瓦に割れやヒビがあると音が濁るのでその音で判断します。
その後、センサーによって瓦のネジレを計測し検査機を通過したものが合格となり、屋根に使うことが許されます。不具合が出た瓦はシャモット工場に運ばれ、粉砕され、再利用されます。
こうしたコンピューターと人によるダブルチェックが三州瓦の高い品質を守っています。

8:梱包・出荷
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検査に合格した瓦だけがパレットに梱包されていきます。
全国の屋根に届けられるため、長距離の輸送に備えてしっかり梱包されます。

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三州瓦は今日も日本の真ん中から、各地の瓦屋根の施工現場へ運ばれています。

あとがき

この出荷までの工程は、屋根材としての瓦が出来上がるまでの工程です。ここから屋根工事店の職人さんたちの手によって瓦屋根となっていきます。
材料としての瓦ができるまでの工程、さらに瓦屋根になるまでの工程、これらを経てはじめて人々の暮らしを支えることができます。
瓦屋根は手間ひまかけただけあって丈夫な屋根になります。そして雨風などの自然環境から受ける影響を頑丈に守る役割を果たすのに最適な屋根材となっています。

皆さんの家づくりの参考にしていただけたら、嬉しいです。
posted by サンちゃん at 14:57| Comment(0) | 新着情報
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