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瓦web-BLOG

2017年12月21日

瓦屋根は耐震基準を守っていれば安心です。

こんにちは。
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

住宅を建てるとき、いろいろな注意点がありますが、とくに気にかけてほしいのは住宅の耐震性です。
ですが、この耐震性ということに対し、間違った知識でいる方も少なくありません。
今回は瓦屋根の耐震性の豆知識をお届けしますね。

地震などのことを考えると、屋根は軽ければ軽いほどいいのではないかと思います。
地震によって家屋が倒壊する理由が、重い屋根のせい、と考えると、このように極端な方向へ行ってしまいますが、耐震とはそれほど単純なものではありません。その家の耐震性があるかどうかのチェックポイントはいくつかありますが、その代表例を挙げてみましょう。

・地盤(埋め立て地や谷を造成した土地は、揺れが大きく、硬い地盤の上の家に比べて、被害を受けやすくなります。)
・基礎・土台(基礎は最も力を受ける場所です。基礎と土台、柱がアンカーボルトでしっかり固定されているかどうかをチェックしましょう。また、土台や柱が、白アリや雨水等によって、弱くなっていないかを見ます)
・耐力壁(筋かいの入った壁、構造用合板の壁など、耐力壁が家全体にバランス良く配置されているかどうかが非常に大切です。耐力壁は、タテ、ヨコの揺れに、大きな力を発揮します)
・建物の形(大きな開口部のある家や凹凸の多い家は、地震に弱いという特徴をもっています)
以上のチェックの上にはじめて屋根の重さの問題が出て来ます。

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屋根を軽くしようと、瓦を単に軽くすると、耐久性・断熱性・防音性・といったに屋根とって大切な性能が著しく低下してしまいます。当組合のメーカーでは、従来の性能を保持した瓦の軽量化にも取り組んでいます。

木造3階建ては、地震に強くないということなので、瓦屋根にしたいのですが大丈夫でしょうか。
柱や梁の太さ、耐震壁の数と配置、床材の耐震固定など、建物の躯体にしっかりした耐震施工をしていれば、3階木造の場合でも、瓦屋根には何の心配もいりません。瓦屋根は地震に弱いという非科学的な風評にばかり気を取られず、しっかりした3階建てを建てて下さい。

木造3階建てを建築する場合、屋根の重量を問題にされる方が多いようですが、耐震を考えると、躯体そのものの強度に留意することが必要です。地震や台風の時には、2階建てよりも建物が横にねじれることが多く、3階より1階に強い力が加わります。建物は壊れなくても、横にねじれた状態が元にもどらず、窓やドアが開けにくくなって、使用不能になったケースも報告されています。

こうした被害を防ぐ第1は、耐力壁です。木造3階建ての場合、耐力壁は1階の方が多く、3階部分は少なくてすみます。また、2階建てではあまり問題とならない床材と梁の固定法も重要なポイントです。ご相談のケースは、注文住宅のようですので、こうした心配はあまりなさそうです。

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化粧スレートから瓦に葺き替えても地震には大丈夫か。
瓦屋根は、メンテナンスフリーで30年以上持つといわれるほど耐久性にすぐれた屋根材です。化粧スレートや金属屋根につきものの退色がなく、断熱性もはるかに上回り、今後のランニングコスト低減が図れます。

ご心配されているのは、瓦の重量のことだと思われますが、その前に耐震診断が必要です。その上で瓦屋根が可能か否かを専門家に判断していただくことになります。耐震診断については、一般社団法人日本建築防災協会の公式サイト[■HP]に、耐震対策について自治体や建築技術者への相談窓口や、都道府県の耐震改修促進計画・支援制度など詳しく掲載されています。または、住宅を建てられた工務店に建築図面があれば、工務店にご相談されるのもいいでしょう。

また、瓦屋根の場合、地震の時に心配するのは、瓦のズレや脱落、棟瓦の損壊等ですが、台風や強風時にも飛ばない瓦屋根、阪神大震災クラスの大きな揺れにも決して落ちることのない強い瓦屋根という厳しい基準「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」(ガイドライン工法)が確立されています。「災害に強い家づくり」を行うもので、台風や地震の時でも安心してお過ごしいただけます。


posted by サンちゃん at 10:00| Comment(0) | 新着情報
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