三州瓦−瓦Web−

三州瓦の愛知県陶器瓦工業組合公式サイト。三州瓦の歴史、三州瓦の性能・製品情報・CADデータ、かわら相談など。

新着情報 資料請求 組合概要 リンク集 サイトマップ
TOP




三州瓦の再利用 組合員紹介

瓦web-BLOG

2018年09月21日

先日の記事をうけて

こんにちは。
愛知県陶器瓦工業組合のサンちゃんです。

先日、Yahoo!ニュースで以下の記事が掲載されました。https://news.yahoo.co.jp/byline/dandoyasuharu/20180915-00096983/

この記事に対する意見をまとめてみました。


震度7を記録した北海道胆振東部地震と熊本地震(2016)の住宅被害を比較した表を拝見しました。

被害にかなりの差があります。

お忘れかもしれませんが熊本地震は震度72回、震度6強が2回、震度6弱が3回発生しています。

それに対し北海道胆振東部地震は震度71回です。

過去の地震被害の傾向では、震度6以上になると住宅被害がひどくなります。このような回数の違いも被害に差が出た要因と推測できます。


記事では“重い瓦屋根を捨てることで本州や九州・四国でも地震の被害を激減させられると予測できます”としていますが、私はそうは思いません。

なぜなら、住宅の耐震性に圧倒的に寄与する要因は住宅の構造体だからです。(国総研で開発した木造住宅倒壊解析ソフトウェア「Wallstat(ウォールスタット)」を使った検証では、旧耐震基準で建てられた瓦屋根の家を震度7で加振させて倒壊を確認し、次に構造はそのままで屋根だけを金属屋根材に替えて、同じ震度7で加振させたところ、同じく倒壊するという結果が出ています。)


そこで北海道の住宅の構造はどうなのか調べてみました。

ちょっとネットで検索すると出てきました。

皆さんご承知の通り北海道は積雪地域です。冬になると住宅の屋根に雪が積もります。この雪の重さがとっても重いんです。積雪1mの雪の重さは約300s/uもあるそうです。ちなみに瓦屋根の重さは約45s/uです。

雪の重みがこれだけあると、住宅の構造も何とかしないといけないということで、現状、建築基準法は、2×4工法の住宅では、積雪量12mでの地震係数が示されており、その値は積雪無しに比べて2.2倍以上(積雪1)3.5(積雪2)の耐力壁が必要となっています。

また、昔ながらの木造軸組み工法では、積雪を考慮した設計指示は示されていないのですが、札幌市では、軽い屋根の住宅も全て重い屋根の住宅として構造強度を設計するように市の条例で定めているようです。

つまり分かり易く言えば

「積雪荷重を考慮して柱の太さや壁量を増やして住宅の構造を強くしなさい。」

という訳です。

このように積雪を考慮した構造体の違いがあれば住宅被害に差が出ているというのも納得できます。

いずれにせよ今後出されるであろう国による建物被害の調査結果を待つことにします。

追伸、今回の地震が本当に冬に来なくてよかったと思います。

posted by サンちゃん at 11:47| Comment(0) | 新着情報
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


瓦web [TOP]

愛知県陶器瓦工業組合公式サイト。三州瓦の歴史、三州瓦の性能・製品情報・CADデータ、かわら相談など。


人にやさしい三州瓦
愛知県陶器瓦工業組合    〒444-1323  愛知県高浜市田戸町1-1-1  TEL 0566-52-1200 (代)  FAX 0566-52-1203